朝日奈央はなぜ、天才的に面白いのか(その1)

まさか自分のブログの最初の記事で、日本のテレビ、しかも女性タレントについて熱く書くことになるとは思いもしませんでしたが、今一番気になっているので。

朝日さんの出演する番組は、基本的にすべて見ています。ロンドンに住んでいるので、これはかなりマニアックに大変なんですが、あまりよろしくないものも含め、あらゆる手段を講じて見てます(すみません)。

全部が全部ではありませんが、面白いです。「ブレイク直前!」というような記事は最近よく見るようになりましたが、そんなレベルではなく、過去に例がない天才的な女性バラエティタレントではないかと思っています。

冷静に考えると、技術面では、タレントとしてほとんどポンコツの域です。

・コメント:「嘘でしょ?」「ちょっとまって」「すごい!」くらいしかない。世間一般ではおバカキャラにくくられる

・エピソードトーク:①アイドリング自虐ネタ、②ちびっこ相撲優勝経験ネタの基本使い回し。その他の長い話になると必ずとっ散らかる

・ルックス:まあ普通(僕は人柄が出ていてすばらしいと思いますが...でも色気はないな...)

それでも、彼女が番組に参加することで、番組の空気が変わります。自分ひとりで笑いを起こすわけではないんですが、「出演者」「スタッフ」という「チーム」に与えるポジティブな影響がすごい。それが見ているこちらに伝わってくる。

一旦の結論を書いてしまうと、世の中にはごくごく稀に「全くひとをマウンティングせず」「ひとの良いところを必ず見つける」一握りの天才がいて、さらにそんなひとが「バラエティタレントになった」奇跡的な例が朝日さんではないかと思っています。(もちろん、元アイドルですからかわいいんですけどね。)

レギュラー番組は不定期の「ゴッドタン(テレビ東京)」と、アシスタントMCを務める「DTテレビ(ネット/Abema)の2つだけですが、この春から出演番組は増え続けており、秋の改編時には各局取り合いになるのではないかと。

つづき、また後で書こうと思います。